【喜多】笑顔の記憶

 

道を譲ってもらったときに、クラクションで
プッ（ありがとう！）と鳴らそうと思ったけど
不発になるとき

そんなとき、、ありますよね

あいホーム工務の喜多です

名取市の愛島に『たまご舎』さんというお店があります

人気の仙台土産の店。おいしい卵やプリンなどを通販しています。
おみやげやギフト・お取り寄せ　スイーツに最適！

とホームページに書いてあります
https://www.tamagoya.gr.jp/?tid=2&mode=f2

3年前の今日、名取市の愛島で震災に遭いました

天と地がひっくり返るかのような揺れに、車内に
いながら恐怖したのを覚えています

揺れ続ける電柱や瓦屋根が落ちたお宅、
その場にうずくまる小学生に声をかけ

動かない信号機を進み、なんとか停車できたのが
たまご舎さんの駐車場でした

携帯テレビやラジオに人が集まり、津波や被害情報に
不安になるなか

「よかったら召し上がってください！」

と声を掛けてくださったのが『たまご舎』の店員さん

そこには売り物のバウムクーヘン

たぶん売り物にならないので、と笑顔で配って
まわっていました

たくさんの人の不安な表情が笑顔に変わっていきました

店員さん方も、それぞれにご家族の安否や不安で
いっぱいの中でのそのような心配りを受けたということ

笑顔になってホッとしたということが、振り返ると
その日の出来事で1番記憶に残ったことかもしれません

本当にありがとうございました

美味しかったです

ありがとうと言えば、

「ありがとう」のクラクションをあの日
以上に聞くことも今後ないのだろうと思います