最近、山形や秋田の方と話してた中でよく話に出てきたのが、
『風が冷たい』
という言葉。
私が住んでいるところより、多くの雪が積もる場所であっても、風が無ければ寒くは感じないということなのでしょうね。
風が強い=体感温度感覚は、寒い。
これを、逆に使いたいところですよね。
夏に、風が通る家にすれば、同じ温度でも涼しいわけです。
エアコンを極力使わない家というのは、こういう工夫がなされてるようです。
ただ、今は冬なわけでなので、本日は寒い寒い現場の『ミリの世界』の話を。
ほんっとに不思議なものですが、住宅というは大きくもあり、小さくもあります。
人生一回の買い物といわれるように、大きなお金を使わなくてはならない。
でも、いい家というのは、小さいところ、細かいところがしっかりしていなくてはならない。
たとえば、基礎。
家の土台となる部分です。
これは、『ミリの世界』なんです。
誤差があってはならないんです。
この上に、数メートルの柱が建つわけですから、基礎の時点で1ミリ違うだけで大きく変わってくるということ。
基礎屋さんもすごいし、その上に建てていく大工さんもすごいし、その品質をチェックする現場監督もすごい。
社会人1年目に、
『微差は大差』
という言葉を知って、すごく好きだったのを思い出しました。
住宅作りは、ほんとに奥が深く、おもしろいです。